“アイマークレコーダ”は「人はどこを見ているか?」を可視化・計測する国産アイトラッカーです。

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製品情報

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EMR-9

EMR-10

アイマークレコーダEMR-10は「モバイル性」と「信頼されるデータ」をコンセプトに小型軽量化したアイトラッキング装置です。被験者に負担をかけず、より自然に、自由に活動しながら計測と無線モニタリングが行えます。

特長

信頼されるデータ

精度と正確度が高いデータを欠落なく計測するためには、眼球を適切に撮影する必要があります。EMR-10には眼球を撮影する眼球カメラの上下・左右位置と回転方向を、被験者の眼球の位置やメガネのフレームに合わせて調節する機構が備わっています。

マーカー式キャリブレーション

指示点数が9点から3点になり簡便になりました。また、専用のマーカーを使うことで、誰でも正確に従来の1/4の時間でアイトラッキングが始められます。

視野映像と左右眼球映像の同時表示・記録

注視点が重畳された視野映像とともに、左右の眼球映像を同時に表示して記録することが可能です。計測中に注視点とともに、瞳孔径の変化や瞬目など眼球の状態を確認することができます。

レンズ交換可能フルHD視野カメラ

計測範囲をフルHDで撮影可能な視野カメラを搭載しています。小さな部品や自動車運転など計測範囲に応じて3種類のレンズを選択して最適な画角で撮影することができます。また、視野カメラの撮影方向は上下に調節が可能です。手元の作業や都市景観など計測する環境と被験者の姿勢に合わせて視野映像の撮影が可能です。

視野映像・注視点同期計測

視野映像と眼球映像は同じサンプリング速度60Hzで同期して計測が可能です。注視点データは高速サンプリング120Hzも選択可能ですので、スポーツのように速い動きの計測に最適です。

メガネ対応のサンバイザー型装着部

視野カメラと左右眼球カメラが取り付けられた専用のサンバイザーを被るだけです。サンバイザーはマジックテープでサイズを調節できます。メガネを使用していてもアイトラッキングが可能です。

無線操作、モニタリング

EMR-10の操作や映像のモニタリングには、無線LANで接続されたタブレットPCを使用します。アイトラッキングの状況を離れた場所から確認することができます。EMR-10を操作するソフトウェアは作業手順ごとに整理されており、すぐにアイトラッキングを始めることができます。

横浜工場設計・製造

光学、機械、電気、電子、ソフトウェアなど設計、製造、試験、検査まで横浜にある自社工場で実施しています。ユーザーごとのさまざまなご要求に対応するため、特注も承りますのででお気軽にご相談ください。

特長・活用事例紹介

自動車運転

目視検査

バッティング

案内図

仕様

検出方式
瞳孔・角膜反射法 / 瞳孔法
検出レート(両眼)
60Hz / 120Hz
分解能*1
眼球運動 0.1°(60Hz)、0.2°(120Hz)
瞳孔径 0.02mm
測定範囲*1
眼球運動 水平±40°、垂直±20°
瞳孔径 2.5~7.0mm
視野カメラ
有効画素数 1,920×1,080画素
フレームレート 60fps
撮影レンズ 55°レンズ、82°レンズ、112°レンズ
眼球カメラ
フレームレート 60fps、120fps
LED照明
中心波長850nm
視野カメラ可動範囲
下方60°、上方20°
眼球カメラ可動範囲
ピッチ角±60°、上下±10mm、左右±6.5mm(眼幅52-78mmに対応)
音声
左右2ch(内蔵ステレオマイク)
記録データ
視野・左右眼球
映像/音声
MP4(1,920×1,080ピクセル、H.264、AAC-LC)
計測データ 右眼/左眼/視差補正注視点、右眼/左眼瞳孔径、フレームカウンター、入力信号、計測情報
記録メディア
microSDHCカードClass10
連続記録可能時間
1レコードあたり最大180分(約18GB相当)
入力信号
TTL TTLレベル(負論理)DC0-+5.5V/接点信号
キュー TTLレベル(負論理)DC0-+5.5V/接点信号
カウンターリセット TTLレベル(負論理)DC0-+5.5V/接点信号
出力信号
ビデオ HDMI
同期信号 CMOSレベル(正論理)DC0-+5.5V
シリアルデータ RS-232C送信(フレームカウンタ、キュー、左眼/右眼の注視点XY座標および瞳孔径)
インターフェース
有線LAN 1000BASE-T
無線LAN IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
HDMI出力映像
視野映像に右眼/左眼/視差補正注視点、右眼球映像、左眼球映像、フレームカウンターを重畳して表示
眼球映像
瞳孔および角膜反射像の検出状態を視野映像に重畳表示
不透明度(0-100%)設定可能、表示位置は3パターンから選択可能
コントローラ入出力コネクター
ヘッドユニット×1、RJ-45(1000BASE-T)×1、microSDカードスロット×1、映像モニタ出力(マイクロHDMI)×1、オプション(TTL信号入力、リセット信号入力、キュー信号入力、同期信号出力、シリアルデータ送信)×1、無線LANアンテナ×2、DC-IN×1
操作アプリケーション
動作環境 OS Microsoft Windows10 Pro 64bit バージョン21H2以降
Microsoft Windows11 Pro 64bit バージョン21H2以降
CPU 第8世代インテル® Core™ m3 プロセッサ以降
メモリ 8GB以上
ストレージ 128GB以上
ディスプレイ 1,920×1,080ピクセル以上
ネットワーク接続 有線LAN(100BASE-TX/1000BASE-T)、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)
その他 SDカードスロット(microSDHC 32GB)
操作言語 日本語
ライブ表示 視野映像、視野映像に右眼/左眼/視差補正注視点の重畳、右眼球映像、左眼球映像、右眼球映像/左眼球映像に瞳孔および角膜反射像の検出状態の重畳、バッテリ残量、MicroSDカード状態
キャリブレーション 視野レンズ選択 55°レンズ、82°レンズ、112°レンズから選択
被験者眼幅入力 40-80mm
距離入力 300-30,000mm
指標数 3点、9点
結果表示 新旧結果表示可能
結果選択 新旧結果表示可能
レコード記録 連番が付与されたレコード単位で視野・左右眼 球映像/音声および計測データを記録
レコード編集 レコード名およびコメントの変更、レコード削除
レコード再生 MicroSDカードに記録されたレコードまたはPC等に保存されたレコードの通常再生、ループ再生、コマ送り再生、任意フレームにジャンプ
エクスポート 計測データのCSV出力、視野・左右眼球映像/音声のMP4出力、計測データおよび視野・左右眼球映像/音声のレコード出力
電源電圧
DC16-19V
消費電力
約27W
使用電源
ACアダプター、標準バッテリー(2個装着)、外付けバッテリー
バッテリー駆動時間
標準バッテリー 約90分(新品時)
外付けバッテリー 約180分(新品時)
動作環境
動作温湿度 0-+40℃、30-80%RH(結露しないこと)
保存温湿度 -10-+60℃、20-80%RH(結露しないこと)
ヘッドユニットサンバイザータイプ 寸法・質量
約195(W)×260(D)×146(H)mm(頭囲は53~62cmまで調節可能)、約205g(1.5mケーブル含む)
コントローラー 寸法・質量
約98.5(W)×156(D)×60(H)mm、約738g(バッテリー、ケーブル、無線LANアンテナ、MicroSDHCカード含まず)
*1:ナック標準模型眼(片眼)

オプション

視野レンズ

55°、82°、112°の視野レンズを用意しています。計測範囲に応じて最適な視野レンズを選択します。

タブレットPCセット

EMR-10の操作や映像もモニタリングに使用します。有線LANまたは無線LANでEMR-10と接続します。

ウエストバッグ

EMR-10のコントローラーを収納して被験者の腰に装着します。

キュースイッチ

アイトラッキング中に任意のタイミングでキュースイッチを押すとキュー(CUE)が記録 されます。

キューケーブル

EMR-10のコントローラーに接続して、キュースイッチを使用する場合に使用します。

MicroHDMIケーブル

EMR-10のコントローラーと外部のモニターを接続します。

ヘッド延長ケーブル

ヘッドユニットとコントローラー間を2.5m延長する場合に使用します。

外付けバッテリー

EMR-10のコントローラーに接続して長時間のアイトラッキングを行う場合に使用します。

レーザポインター

キャリブレーション時にEMR-10の視野映像に表示されたキャリブレーションマークに合わせてレーザー光を壁等に照射します。

指示棒

キャリブレーション時にEMR-10の視野映像に表示されたキャリブレーションマークに合わせて指示棒で指示します。

システム図

システム図

EMR-10操作アプリ

EMR-10専用の操作アプリをこちらからダウンロード可能です。EMR-10の操作、計測中のモニタリング、記録データの再生を行うことができます。